こんにちは。サイコウブログです。
「夏はテカテカ・ベタベタだったのに、急に肌がカサカサしてきた…」「粉を吹いたような白い粉が出る…」「かゆくて、つい掻いてしまう…」
10月に入ると、夏の間ずっと高かった湿度が一気に下がり始めます。
この急激な変化に、お肌がついていけず、乾燥やかゆみといったトラブルが増えてくるんです。
「夏は皮脂でベタついていたのに、まさか乾燥するなんて」と戸惑う方も多いはず。
今回は、10月に起こりやすい肌トラブルの原因と、漢方を使ったケア方法についてお話しします。
なぜ、10月に肌が乾燥し始めるのか
- 湿度が急速に下がる
夏の間は70〜80%あった湿度が、10月には50〜60%台まで下がってきます。空気中の水分が減ることで、お肌の表面からも水分が奪われやすくなるんです。
起こる変化
・肌表面の水分が蒸発しやすくなる
・皮脂と水分のバランスが崩れる
・肌のきめが粗くなり、粉を吹きやすくなる
- 夏の間に傷んだ肌バリアが、まだ回復していない
夏は紫外線や汗、エアコンの影響で、肌のバリア機能が知らないうちにダメージを受けています。そのダメージが回復しないまま、乾燥の季節を迎えてしまうんです。
起こる変化
・バリア機能が低下し、外部刺激に敏感になる
・水分保持力が落ちている
・少しの乾燥でも、かゆみを感じやすくなる
- 寒暖差で血行が悪くなる
朝晩が涼しくなることで、血管が収縮しやすくなります。血行が悪くなると、肌への栄養や水分の運搬も滞りがちになるんです。
起こる変化
・肌のターンオーバーが乱れる
・くすみや乾燥が目立ちやすくなる
・肌の回復力が落ちる
- 体の内側の「潤い不足」も影響する
漢方の考えでは、肌の乾燥は体内の「血」や「津液(しんえき、体の水分)」の不足とも関係しています。秋は「燥邪(そうじゃ)」という乾燥の影響を受けやすい季節とされているんです。
起こる変化
・体の内側から潤いが不足する
・肌だけでなく、喉や髪の乾燥も感じやすくなる
・便秘がちになることもある
10月に起こりやすい肌トラブル

粉吹き・カサつき
洗顔後、特に突っ張り感や粉を感じやすくなります。
かゆみ
乾燥した部分が、チクチク・ムズムズとかゆくなります。
肌荒れ・赤み
バリア機能の低下で、刺激に反応しやすくなります。
小じわが目立つ
水分不足で、ちりめんじわのような細かいしわが出やすくなります。
化粧ノリの悪化
肌表面がゴワつき、ファンデーションが粉吹いたりします。
秋の乾燥肌を防ぐ生活習慣
- 保湿を「夏とは違う発想」で行う
実践のコツ
・化粧水の後、油分のあるクリームでしっかり蓋をする
・さっぱり系からしっとり系のアイテムに切り替える
・入浴後はすぐに保湿する(5分以内が理想)
- 洗いすぎに注意する
実践のコツ
・熱いお湯での洗顔・入浴は避ける(ぬるめが◎)
・洗浄力の強すぎる洗顔料を控える
・ゴシゴシこすらず、優しく洗う
- 室内の湿度を保つ
実践のコツ
・加湿器を使う(目安は湿度50〜60%)
・濡れタオルを室内に干すのも効果的
- 水分をこまめに摂る
実践のコツ
・一度に大量にではなく、こまめに水分補給する
・常温か温かい飲み物がおすすめ
- 体の内側を潤す食材を摂る
実践のコツ
・白きくらげ、れんこん、梨などの「潤いを補う」食材を取り入れる
・良質な油(オリーブオイル、えごま油など)を適度に摂る
漢方で、秋の乾燥肌・かゆみをサポート
秋の肌トラブルは、漢方で体の内側からケアすることができるんです。
血が不足し、かゆみが強い場合
当帰飲子(とうきいんし)
こんな時に役立ちます
・肌が乾燥して、かゆみが強い
・特に高齢の方や、血色が悪い方に
・冬になるとさらに悪化する
・引っかき傷ができやすい
どんな働きをするの?
「血」を補いながら、乾燥によるかゆみを和らげてくれます。慢性的な乾燥性のかゆみに、じっくり向き合う漢方です。
体の内側から潤いを補いたい場合
四物湯(しもつとう)
こんな時に役立ちます
・肌の乾燥とともに、顔色が悪い
・髪のパサつきも気になる
・月経不順を伴うこともある
・体力はそこそこある
どんな働きをするの?
「血」を補い、体全体に潤いを届けてくれます。肌だけでなく、全身の乾燥ケアに役立つんです。
炎症を伴う赤みやかゆみがある場合
温清飲(うんせいいん)
こんな時に役立ちます
・肌が乾燥しているのに、赤みやほてりもある
・かゆみで眠れないことがある
・肌が敏感になっている
どんな働きをするの?
体の熱を冷ましながら、潤いも補ってくれます。乾燥と炎症が同時にあるタイプに向いています。
体力が落ちて、肌の回復力が低下している場合
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
こんな時に役立ちます
・疲れやすく、肌の調子も悪い
・体力が落ちている感じがする
・肌のターンオーバーが乱れている気がする
どんな働きをするの?
体全体の「気」を補い、肌の回復力を底上げしてくれます。
あなたの肌質に合った漢方を見つけよう
秋の乾燥肌やかゆみは、人によって原因も現れ方も異なります。大切なのは、今のあなたの肌質と体質に合った漢方を見つけることなんです。
当薬局などの薬局で、薬剤師さんに「秋になって肌が乾燥してかゆくて…」と相談すれば、あなたの状態を見ながら、ぴったりな漢方を選んでくれます。
秋の乾燥肌対策チェックリスト
・□ 入浴後すぐに保湿している
・□ 熱いお湯での洗顔・入浴を避けている
・□ 室内の加湿を心がけている
・□ こまめに水分補給している
・□ 潤いを補う食材を意識的に摂っている
・□ 必要に応じて、漢方薬を飲んでいる
全部できなくても大丈夫。いくつかを意識するだけで、秋の肌トラブルが和らぎますよ。
さいごに
秋の乾燥肌やかゆみは、季節の変化にお肌が一生懸命対応しようとしている証拠なんです。
保湿方法を夏仕様から秋仕様に切り替え、体の内側から潤いを補い、漢方のサポートを受けることで、肌は少しずつ落ち着きを取り戻していきます。
肌の乾燥やかゆみで悩んでいるなら、当薬局に気軽に相談してくださいね。漢方のサポートで、秋も快適なお肌を保つお手伝いをします。
あなたの健康を、応援しています!
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。かゆみや肌荒れが続く場合は、皮膚科医や薬剤師にご相談ください。