こんにちは。サイコウブログです。
「5月になったら、気温が上がるはずなのに、なぜか体が冷えている…」「朝は寒くて、昼間は暑くて、夜はまた寒い。この温度差で体がおかしくなった気がする…」
春から初夏へ向かう季節、特に5月は、気温が不安定で、昼と夜の温度差が大きい時期なんです。そのせいで、「あれ、これってもしかして冷え性?」という症状に悩む人が増えるんですよ。
実は、春から初夏の冷え性って、冬の冷え性とは全く別のメカニズムで起こっているんです。そしてそれを放っておくと、夏バテの原因になったり、免疫力が低下したり、いろんな不調につながってしまうんです。
今回は、春から初夏に起こりやすい冷え性の原因と、漢方を使った対策についてお話しします。
春から初夏の温度差が、体に与える影響

なぜ、5月に冷え性が起こるのか
1. 昼と夜の気温差が極端
春から初夏へ向かう季節、昼間は気温が25℃近くまで上がるのに、夜は10℃台に下がることもあるんです。この15℃以上の温度差は、体にとって相当なストレスなんですよ。
起こる変化
- 朝は冷え込んでいるから、体が冷えモードになっている
- 昼間に気温が上がると、体は温めようとする
- 夜にまた気温が下がると、体が冷えモードに戻る
この繰り返しで、自律神経(交感神経と副交感神経)が疲れ果てているんです。
2. 衣服選びが難しい
冬なら「コートを着ればいい」。夏なら「半袖で過ごせばいい」。でも5月は違うんです。
よくあるパターン
- 朝は寒いから、長袖を着ていく
- 昼間に暑くなって、脱ぐ
- 夜また寒くなって、慌てて着込む
結果、薄い衣服で体が冷え続けてしまい、夜中も十分に温まることなく、朝になるんです。
3. 自律神経がパニック状態
温度の急激な変化に、自律神経がついていけないんです。
起こる現象
- 体が「温めるべき?冷やすべき?」と混乱している
- 血管の収縮・拡張がうまくいかなくなる
- 体の末端(手足)への血流が悪くなる
これが、5月の「妙な冷え性」の正体なんです。
4. 冷たい飲み物の摂取
気温が上がるから、つい冷たいものを飲んでしまいますよね。でも、朝は体がまだ冷えているのに、冷たい飲み物を飲むと…
起こる現象
- 体が内側から冷える
- 冷えた胃腸が、脂肪をため込みやすくなる
- 消化機能が低下する
5月に「下半身が太った…」と感じるのは、実は冷えが原因かもしれません。
春から初夏の冷え性で起こりやすい症状
手足が冷える
不思議なことに、5月なのに手足の先が冷えるんです。特に女性に多いんですよ。
下痢や便秘
冷えた胃腸は、その機能を発揮できなくなります。下痢と便秘を繰り返すこともあります。
肩こり・首こり
温度差で筋肉が硬くなり、血流が悪くなります。
疲れやすさ
体が温度調整に全力を使っているから、疲労がたまりやすいんです。
頭痛やめまい
血流が悪くなることで、脳への酸素供給が低下します。
免疫力の低下
冷えは、免疫力を低下させます。風邪やアレルギー症状が出やすくなるんです。
春から初夏の冷え性を対策する食事
1. 温かい飲み物を意識的に摂る
「5月だから冷たいものを…」という習慣は、今やめましょう。
おすすめの飲み物
- 白湯
- 温かいお茶(紅茶、ほうじ茶)
- 生姜湯
- 温かい味噌汁
実践のコツ
- 朝起きたら、白湯をコップ1杯飲む
- 昼間でも、温かいお茶を心がける
- 外では、温かい飲み物を選ぶ
温かい飲み物は、内臓を温めて、代謝を高めるんです。
2. 体を温める食材を選ぶ
漢方の考えでは、食べ物にも「温性」と「冷性」があるんです。5月は、温性の食べ物を意識的に摂りましょう。
温性の食べ物
- 生姜、ねぎ、にんにく
- 羊肉、鶏肉
- くるみ、栗
- 玉ねぎ、かぼちゃ
冷性の食べ物(避けるべき)
- きゅうり、トマト
- バナナ、スイカ
- アイスクリーム、冷たいジュース
実践のコツ
- 毎日、生姜を少量摂る(すりおろしを味噌汁に入れるなど)
- 温野菜を意識的に食べる
- 冷たいデザートは、週1回までにする
3. タンパク質をしっかり摂る
タンパク質は、体の熱を作るのに必要な栄養素なんです。不足すると、体が冷えやすくなります。
タンパク質豊富な食べ物
- 卵、鶏肉、豚肉
- 大豆製品(豆腐、納豆)
- 青魚
毎食、タンパク質を意識的に摂ることで、体の代謝が高まり、冷えが改善されやすくなります。
4. 朝食を食べる
朝食を食べることで、体の代謝がスイッチオンになるんです。
おすすめの朝食
- 温かいご飯
- 温かい味噌汁
- 卵料理
- 温かいお茶
朝食を食べることで、昼間の気温上昇に対応できる、「エネルギー満タン」の体が作られるんです。
春から初夏の冷え性を、漢方でサポート

温度差による冷えは、漢方で大きく改善することができるんです。
体が冷えやすく、疲れやすい場合
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
こんな時に役立ちます
- 体が冷えやすい
- 疲れやすい
- 免疫力が落ちている気がする
- 手足の冷えが強い
どんな働きをするの? 体全体の「気」を補充しながら、体を温めてくれます。冷えによる疲労感も、一緒に改善するんです。
冷えで下痢や便秘になる場合
桂枝人参湯(けいしにんじんとう)
こんな時に役立ちます
- 冷えて下痢になりやすい
- お腹が痛くなることがある
- 疲れやすい
- 手足が冷える
どんな働きをするの? 胃腸を温めながら、「気」を補充してくれます。冷えた胃腸を、優しく回復させるのに役立つんです。
冷えで肩こり・首こりがある場合
葛根湯(かっこんとう)
こんな時に役立ちます
- 首や肩がこっている
- 冷えがある
- 軽い頭痛や体のだるさがある
- 肩や首の張り感がある
どんな働きをするの? 血流を良くして、肩や首の筋肉をほぐしてくれます。冷えからくる肩こりを、すっきり改善するんです。
冷えでホルモンバランスが乱れている場合
温経湯(うんけいとう)
こんな時に役立ちます
- 冷え性が強い
- 月経が不安定になっている
- 手足が冷える
- 下腹部の冷えが強い
どんな働きをするの? 体を温めながら、ホルモンバランスを整えてくれます。女性の冷えによる不調を、しっかりサポートするんです。
あなたの冷えの状態に合った漢方を見つけよう
春から初夏の冷えは、人によってそれぞれです。大切なのは、今のあなたの冷えの状態に最も合った漢方を見つけることなんです。
当薬局などの薬局で、薬剤師さんに「5月に冷え性になって…」と相談すれば、あなたの体質と症状を見ながら、ぴったりな漢方を選んでくれます。
漢方は、春から初夏の冷えを、しっかりサポートしてくれる、心強い味方なんですよ。
春から初夏の冷え性対策の生活習慣
1. 朝は必ず温かいものを摂取
一日を始める時に、体を温めることが大切です。
実践のコツ
- 朝は白湯をコップ1杯飲む
- 朝食は温かいご飯と温かい汁物
- これだけで、昼間の気温上昇に対応できる体になります
2. 薄い上着を常に持ち歩く
気温差に対応するために、薄いカーディガンやジャケットを常に持ち歩きましょう。
実践のコツ
- 朝は長袖を着ていく
- 昼間は脱ぐ
- 夜は着直す
この「着脱」を意識することで、体の冷え過ぎを防げます。
3. 夜は温めることに専念する
夜間は、体を温めることに集中しましょう。
実践のコツ
- 夜は温かい食事を心がける
- 就寝の1時間前に、温かいお風呂に浸かる
- 寝る時は、毛布をしっかり使う
4. 軽い運動で体を温める
散歩やストレッチなど、軽い運動で体を温めることも効果的です。
実践のコツ
- 朝の散歩(15~20分)
- 夜のストレッチ(10~15分)
- 無理のない範囲で続けることが大切
春から初夏の冷え性対策チェックリスト
5月の冷えに対応するために、これらを実践できているか、チェックしてみてください。
- □ 朝起きて、白湯を飲んでいる
- □ 温かい朝食を食べている
- □ 昼間も温かい飲み物を摂ることが多い
- □ 温性の食べ物(生姜、ねぎなど)を意識的に摂っている
- □ 薄い上着を常に持ち歩いている
- □ 夜は温かい食事をしている
- □ 温かいお風呂に浸かっている
- □ 毎日、軽い運動をしている
- □ 必要に応じて、漢方薬を飲んでいる
全部できなくても大丈夫。いくつかを意識するだけで、春から初夏の冷えが大きく改善しますよ。
さいごに
春から初夏の冷え性は、「気のせい」ではなく、気温差という現実がもたらす、とても自然な現象なんです。あなたの体は、一生懸命、この温度差に対応しようとしているんですよ。
温かい飲み物を意識的に摂り、温性の食べ物を選び、薄い上着で温度差に対応することで、体は快適さを取り戻します。そして、漢方のサポートを受けることで、さらに効果的に冷えが改善されるんです。
5月の「妙な冷え性」に悩んでいるなら、当薬局に気軽に相談してくださいね。漢方のサポートで、春から初夏への体のリセットをお手伝いします。
温かく、快適な初夏を迎えるために、一緒に頑張りましょう。あなたの心身の回復を、応援しています!
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。症状が続く場合は、医師や薬剤師にご相談ください。