こんにちは。サイコウブログです。
冬になると、お肌のカサカサが気になりませんか?鏡を見るたび、頬や手がかさついていたり、かゆみを感じたり。どんなにクリームを塗っても改善しない、という方も多いのではないでしょうか。実は、乾燥肌は外からのケアだけでなく、体の中からのケアがとても大切なんです。今回は、毎日の食事と漢方を組み合わせた、冬の乾燥肌予防についてお話しします。
なぜ冬は肌が乾燥するの?
冬は一年で最も空気が乾燥する季節。さらに、暖房を使うことで室内もカラカラに乾いてしまいます。空気中の水分が少ないと、お肌からも水分がどんどん逃げてしまいます。加えて、寒さで体が冷えると血の巡りが悪くなり、お肌に必要な栄養が届きにくくなってしまうのです。

お肌を潤す栄養素と食べ物
1. ビタミンA(お肌の健康を保つ)
ビタミンAは、皮膚や粘膜を守ってくれる大切な栄養素です。不足すると、お肌が乾燥しやすくなります。
多く含まれる食べ物
- にんじん、小松菜、ほうれん草、かぼちゃなどの緑黄色野菜
- レバー、うなぎ
- 卵
これらの食材に含まれるβ-カロテンは、体の中でビタミンAに変わって、お肌の水分を保つ力を高めてくれます。
2. ビタミンE(血の巡りを良くする)
ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれています。血液の流れをスムーズにして、お肌の新陳代謝を活発にしてくれます。
多く含まれる食べ物
- アーモンドやくるみなどのナッツ類
- アボカド
- ごま
- かぼちゃ
3. ビタミンC(ハリのあるお肌を作る)
ビタミンCは、お肌のハリと弾力のもとになるコラーゲンを作るのを助けてくれます。また、お肌の老化を防ぐ働きもあります。
多く含まれる食べ物
- いちご、キウイ、みかん
- 赤ピーマン、ブロッコリー
注意:ビタミンCは熱に弱いので、できるだけ生で食べるのがおすすめです。
4. 良質な油(お肌のバリアを作る)
適度な油分は、お肌を乾燥から守るために必要です。特に、青魚に含まれるオメガ3脂肪酸は、お肌の炎症を抑えて、バリア機能を高めてくれます。
多く含まれる食べ物
- サバ、イワシ、サンマなどの青魚
- アマニ油、しそ油
- ナッツ類
5. タンパク質(お肌の材料になる)
タンパク質は、お肌の細胞を作る大切な材料です。不足すると、お肌のハリがなくなり、乾燥しやすくなります。
多く含まれる食べ物
- 肉、魚、卵
- 大豆製品(豆腐、納豆など)
6. セラミド(お肌の水分を守る)
セラミドは、お肌の水分を保つ働きをする成分です。食事から摂ることで、乾燥肌の改善に役立ちます。
多く含まれる食べ物
- 生芋こんにゃく
- ブロッコリー
- 黒豆
漢方で体の中から乾燥対策
漢方では、乾燥肌は「血(けつ)」が不足している状態と考えます。血が足りないと、お肌に栄養と潤いが届かなくなり、カサカサになってしまうのです。そこで活躍するのが、血を補ってくれる漢方薬です。
当帰飲子(とうきいんし)
冷え性で、お肌がカサカサして白っぽく、かゆみがある方におすすめです。
どんな働きをするの?
- 血を補って、お肌に栄養と潤いを届けます
- かゆみを和らげてくれます
- 体を温めて、血の巡りを良くします
こんな症状に
- 乾燥してカサカサする肌
- 粉をふいたような乾燥肌
- 冬になると悪化するかゆみ
- 老人性の皮膚の乾燥とかゆみ
四物湯(しもつとう)
乾燥肌の基本となる漢方薬です。血を補い、血の巡りを良くしてくれます。
どんな働きをするの?
- 不足した血を補います
- お肌に栄養を届けて、保水力を高めます
- 冷えを改善します
温清飲(うんせいいん)
お肌が乾燥していて、赤みやかゆみ、ほてりがある方におすすめです。
どんな働きをするの?
- 血を補いながら、熱を冷まします
- お肌の炎症を抑えます
- 赤みやヒリヒリ感を和らげます
こんな症状に
- 乾燥して赤みのある肌
- お風呂上がりに赤くなりやすい
- ジュクジュクした湿疹
食事と漢方の組み合わせ方
朝のケア
食事:納豆やヨーグルトなどの発酵食品と、緑黄色野菜を使った卵料理
漢方:漢方薬を飲む場合は、朝食前がおすすめです
昼・夕のケア
食事:青魚(サバやサンマ)と、たっぷりの野菜。食後にフルーツも忘れずに
漢方:食前に服用し、栄養たっぷりの食事で体を内側から潤しましょう
具体的なメニュー例
- 朝食:小松菜とほうれん草のスムージー、納豆ご飯、温かいお味噌汁
- 昼食:サバの塩焼き、にんじんとかぼちゃのサラダ、ごまを振った温野菜
- 夕食:鶏肉と野菜の鍋料理、生芋こんにゃくの煮物、アボカドサラダ
- 間食:アーモンドやくるみなどのナッツ、フルーツ
日常生活で気をつけたいこと
1. 水分をしっかり摂る
冬は汗をかかないので、水分補給を忘れがちです。でも、お肌の潤いを保つためには、内側からの水分補給が大切。温かいお茶や白湯をこまめに飲みましょう。
2. 部屋の湿度を保つ
加湿器を使ったり、洗濯物を部屋に干したりして、湿度を50〜60%に保ちましょう。
3. お風呂の温度に注意
熱いお風呂は気持ちいいですが、お肌の保湿成分を奪ってしまいます。38〜40度くらいのぬるめのお湯がおすすめです。
4. お風呂上がりのケア
お風呂から出たら、すぐに保湿クリームを塗りましょう。5分以内がベストです。
漢方を使う時の注意点
漢方薬は自然由来のお薬ですが、体質や症状に合ったものを選ぶことが大切です。
- 初めて使う方:薬剤師や医師に相談してから使いましょう
- 他のお薬を飲んでいる方:飲み合わせを確認してください
- 妊娠中・授乳中の方:必ず医師に相談してください
- 効果が出るまで:1ヶ月程度続けてみましょう。すぐには効果が出ないこともあります
まとめ
冬の乾燥肌は、外からのケアだけでなく、食事と漢方で体の中からケアすることが大切です。ビタミンやミネラル、良質な油をバランスよく摂り、自分の体質に合った漢方薬を上手に取り入れることで、冬でもしっとり潤ったお肌を保つことができます。
毎日の食卓に、お肌に優しい食材を少しずつ増やしていきましょう。体が温まって、血の巡りが良くなれば、お肌も自然と潤ってきます。何か気になる症状があるときは、無理せず当薬局や医療機関にご相談くださいね。
この冬は、内側からのケアで、健康的でツヤのあるお肌を目指しましょう!
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。個々の体質や症状によって最適な対応は異なりますので、詳しくは薬剤師や医師にご相談ください。