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秋の味覚・秋刀魚の健康パワー!

秋の味覚・秋刀魚の健康パワー!

こんにちは。サイコウブログです。秋も深まってきましたね。

朝晩の涼しさと共に、スーパーの鮮魚コーナーに並び始める秋刀魚。この季節ならではの味覚を見ると、「ああ、秋が来たな」と実感する方も多いのではないでしょうか。

今日は、秋の代表的な魚である秋刀魚について、その栄養価や健康効果、そして房総半島で美味しい秋刀魚が味わえる漁港についてご紹介します。

秋刀魚ってどんな魚?

秋刀魚は、その名前の通り「秋」に旬を迎える魚です。細長く銀色に光る姿が「刀」のように見えることから、「秋刀魚」という漢字が当てられました。

北の海で育った秋刀魚は、秋が深まるにつれて南へと移動していきます。そして、旅をする間にたっぷりと脂をため込んでいくんです。ちょうど房総半島沖に到着する頃には、大きく育って脂も十分にのった美味しい秋刀魚になっているというわけです。

秋刀魚に詰まった栄養パワー

「秋刀魚が出ると按摩が引っ込む」ということわざを聞いたことはありますか?これは、秋刀魚を食べると体が元気になって、按摩(マッサージ師)のお世話にならなくても済むようになる、という意味です。それほど秋刀魚には、私たちの体に嬉しい栄養がギュッと詰まっているんです。

血液サラサラ成分「DHAEPA

秋刀魚の脂には、DHAとEPAという成分がたっぷり含まれています。これらは「血液をサラサラにする油」として知られています。

DHAの働き

  • 血の流れをスムーズにして、血圧の上昇を抑える
  • 中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やす
  • 脳の働きを活発にし、記憶力や判断力をサポート
  • 動脈硬化や心臓病の予防に役立つ

EPAの働き

  • 血管を健康に保ち、血栓ができにくくする
  • コレステロール値を下げる
  • 脳梗塞や心筋梗塞の予防に効果的

特に30代から50代の社会人の方は、健康診断で血圧や血糖値、コレステロール値が気になり始める年代です。秋刀魚は、そんな生活習慣病の予防に最適な食材なんです。

貧血予防に「鉄分」

秋刀魚には鉄分も豊富に含まれています。特に秋刀魚の鉄分は「ヘム鉄」と呼ばれるもので、野菜に含まれる鉄分よりも体に吸収されやすいのが特徴です。

日々の仕事で疲れやすい、階段を上ると息切れする…そんな症状は貧血が原因かもしれません。秋刀魚を食べることで、赤血球の働きをサポートし、体の隅々まで酸素を届けやすくなります。

骨を丈夫にする「ビタミンD

ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けて骨を強くする栄養素です。将来の骨粗しょう症予防にも重要ですね。

また、ビタミンDは気分の落ち込みを和らげる働きもあると言われています。秋から冬にかけて何となく元気が出ない「秋バテ」対策にも効果が期待できます。

その他の栄養素も豊富

  • タンパク質:筋肉や臓器を作る大切な栄養素。免疫力を保つためにも欠かせません
  • ビタミンB:疲労回復をサポート。ストレスで乱れがちな神経の働きを整えます
  • ビタミンAE:肌や粘膜の健康を保ち、免疫力を高めます

栄養を逃さず食べるコツ

秋刀魚の栄養を最大限に活かすには、食べ方にちょっとしたコツがあります。

脂を逃さない調理法

秋刀魚をグリルで焼くと、美味しそうな脂がじゅうじゅうと落ちていきますよね。実はあの脂の中に、DHAやEPAがたっぷり含まれているんです。焼くことで1~2割の栄養が失われてしまうとも言われています。

おすすめの調理法

  • 刺身や寿司:生のまま食べるのが最も栄養を取れる方法
  • 煮物:煮汁ごといただけば、栄養を余すことなく摂取
  • つみれ汁:丸ごと使うので栄養満点。汁まで飲めば完璧
  • ホイル焼き:焼く場合は、ホイルで包んで脂が落ちないように工夫

大根おろしとの相性

秋刀魚に大根おろしを添えるのは、単なる習慣ではありません。大根おろしに含まれる消化酵素が、秋刀魚の脂の消化を助けてくれるんです。また、さっぱりとした味わいで、脂の多い秋刀魚も食べやすくなります。

皮も丸ごといただこう

秋刀魚の栄養は、実は皮にも多く含まれています。ビタミンB群やDHA、EPAは身よりも皮に多いとも言われています。焼き魚の場合も、できれば皮まで残さず食べましょう。

房総半島で秋刀魚を味わう

出典:銚子市観光協会

さて、そんな栄養満点の秋刀魚ですが、房総半島は実は秋刀魚の美味しいスポットとしても知られています。

銚子漁港全国屈指の水揚げ量

房総半島の最北端に位置する銚子漁港は、全国でもトップクラスの水揚げ量を誇る漁港です。

この海域は、北から流れてくる冷たい「親潮」と、南から上がってくる暖かい「黒潮」がぶつかり合う場所。世界三大漁場の一つに数えられる豊かな海なんです。

秋が深まると、北海道沖や三陸沖から南下してきた秋刀魚が銚子沖に到着します。この頃には大きく育って脂もたっぷり。銚子の秋刀魚は質・量ともに秋の味覚の代表格として知られています。

アクセス:JR総武本線・銚子電鉄「銚子駅」下車 見どころ:早朝の魚市場見学、新鮮な海鮮丼が味わえる食堂、港町の風情

観光も一緒に楽しもう

房総半島を訪れるなら、秋刀魚だけでなく、周辺の観光も楽しめます。

銚子周辺

  • 犬吠埼灯台:関東最東端の灯台。朝日の名所としても有名
  • 屏風ヶ浦:約10kmにわたる断崖絶壁の絶景
  • 醤油工場見学:ヤマサ醤油やヒゲタ醤油の工場があります

南房総エリア

  • 館山:美しい海岸線と新鮮な海の幸
  • 鴨川シーワールド:家族連れに人気の水族館
  • 漁協直営の食堂が点在:「ばんや」「漁港食堂だいぼ」など、獲れたての魚介が味わえます

房総半島は東京から車で1時間半~2時間程度。日帰りでも十分に楽しめる距離です。秋の休日に、美味しい秋刀魚を求めて房総半島へ出かけてみてはいかがでしょうか。

まとめ

秋刀魚は、秋の味覚としての美味しさだけでなく、私たちの健康を守ってくれる栄養がぎっしり詰まった素晴らしい食材です。

  • 血液サラサラ効果のあるDHA・EPA
  • 貧血予防に役立つ鉄分
  • 骨を丈夫にするビタミンD
  • 疲労回復をサポートするビタミンB群

30代から50代の忙しい社会人の皆さんにこそ、積極的に食べていただきたい魚です。

房総半島の豊かな海で育った秋刀魚は格別です。スーパーで手に入れるのも良いですが、機会があればぜひ現地を訪れて、獲れたての味を楽しんでみてください。

秋の深まりを感じながら、旬の秋刀魚で健康な体づくりを始めませんか?